空想科学祭FINAL感想掲示板

空想科学祭FINALにようこそ!
今回は、作者側から事前に「感想耐性レベル」を伺っています。
詳しくは、企画サイトの作品リストをご覧ください。
なお、スレッドは実行委員会で立てますので、ご了解ください。


★読者さんにお願い★
・耐性レベルより辛口の感想をつけないように配慮する。
・誹謗中傷にあたるような書き込みをしない。
・他人の書き込みに、いちゃもんをつけない。

★作者さんにお願い★
・作者からのレスは、企画終了後に纏めておこなうこと。
・自分の示した耐性レベルより
  辛口ではないかと思われる感想が書き込まれても逆上しない。


[83] 朝まだきの花/薄桜 【レベル3】 Name:空想科学祭実行委員会 HOME 2012/08/07(火) 11:11 [ 返信 ]
我がグラファイトと、敵エクリュとの惑星間の戦争が始まって早半世紀。当初は激しかった交戦も、今では均衡が保たれ小競り合いを繰り返すばかりのこう着状態となっている。この停滞した状態を一気に逆転させるため、一部の武器開発研究班が極秘裏に新しい兵器を創り出す。『勝利を勝ち取る』という建前の崇高な使命と、好奇心の探究、そして私怨という願望の果てに生み出された人工生命体。これは、その女。『プロジェクト・イブ』に纏わる物語である。

http://ncode.syosetu.com/n9201bh/



[249] 感想 Name:流山晶 2012/08/23(木) 23:56
絶世の美女にして冷徹な殺人兵器、そして逃亡したその美女を捕らえようとする男、とくれば、その男女の恋、または悲恋…… そう思って読み始めてはいけません。

この美女の保護者たらんとする「子供」とこの男女の三角関係がこの物語の主題です。心の壊れた美女が心を取り戻す過程、三者三様の過去と動機、そして不安定性と緊迫感をはらんだ3人の関係、そういったものを描きつつ、ラストの手に汗握る逃亡場面へとつながります。

読み終わって、はて? と考え込んでしまいました。一体3人のうちだれが主役だったのだろうか。それとも3人を描きたかったのだろうか。私はタイトルに答えがあると思いました。「朝まだき」とは「夜が明けきる前」という意味があるようです。「朝まだきの花」は作者の造語と思われますが、私には、「誰にも見られない夜のうちに咲いて、日が降り注ぐようになればしぼんでしまう、はかない花」というイメージを感じました。だとすれば、主役は決まります。

やっぱり、あらすじ(特に前半)は内容にそぐわないような気がします。

昨年の作者の作品とはだいぶ雰囲気の違う作品ですが、どちらも、作者の人を見る、温かい眼差しが感じられます。楽しませていただきました。


[257] RE:感想です(ネタバレあり) 【レベル3】 Name:早川みつき 2012/08/24(金) 13:52
拝読しましたので感想を。

人工生命体、イブの捕獲を命じられたメイン主人公、ウォルター。そしてイブと、イブの心を共有する分身の一人称で交互に語られる群像劇。
一人称の視点を入れ替えつつ語っていくやり方は、自分は正直に言えば苦手だったのですが、この作品では問題なくおのおのの視点人物に感情移入しながら読めました。引き込み方がお上手だと思いました。
そして。ウォルターのキャラが個人的にツボでした……! 

以下ネタバレあり。



女好きな三枚目キャラがツボだった自分は、ウォルターのパートを楽しみに読ませていただきました。
お約束のデートシーンもにやにやしつつ堪能。
〈レベル3〉の感想として、物足りなかった点を挙げさせていただくと、最終話ですね。
若干筆が急ぎ気味の感があり、主人公が現在置かれている状況がわかりにくかったのと、できれば彼女との本当の再会までを見せていただきたかったです。

執筆お疲れ様でした。楽しい読書の時間をありがとうございました。


[334] RE:朝まだきの花/薄桜 【レベル3】 Name:尚文産商堂 2012/08/27(月) 17:01
部分ごとに主人公が変わっていくのは、読みやすくてよかったです。個性的なキャラクターを、一つの紙縒りを作るようにまとめあげていくのは、すごいことだと思います。しっかりとストーリーも作られていて、読み応え十分でした。

[411] 【ネタバレあり】感想です Name:HAL.A 2012/09/01(土) 14:04
 拝読しました。
 キャラクターの配置と構図がいいですね。すれ違いと対立、守りたいと思う気持ちと嫉妬。イブを思うがゆえに暴走して、かえって彼女を傷つけてしまう少女。
 なんとかこのまま徐々にわかりあって行けるんだろうかと思い始めたころに起きる、不幸な事件。何かがちょっと違っていれば、また別の未来があったんではないのかなと思えて、切なかったです。

 主人公も魅力的でした。高い能力を持っていながら甘さの抜けきらない、大人の分別と妥協を、ぎりぎりのところで良しとしない青さと人間臭さがよかったです。

 贅沢を承知でひとつ申し上げるなら、中盤とラストが前半に比べると、ちょっとあっさり風味だったかなあ、という気がしました。中盤では、もうちょっと主人公の心情を読んでみたかった気がしましたし、ラストではイブの心情を、もう少し詳しく読んでみたかったように思いました。
 方法を間違えてしまったとはいえ、ずっと必死で自分を守ろうとしてくれていた少女が、身代わりで死んでしまったのだから、イブには思うところがたくさんあったと思うんです。そういう部分を、もっとじっくり読んでみたかったなって思いました。

 ともあれ、楽しませていただきました。己の拙い筆を差し置いての好き勝手な感想、どうかご容赦くださいますよう。


[595] 【ネタバレ含む】感想 Name:鄭文ういな 2012/09/08(土) 20:55
 以下、あくまでも一意見なのであしからず。

 人工生命体が「私」を取り戻す話。未熟な少女(僕っ娘?)が自己と周りとの差異に惑う悲劇。宇宙軍の大尉が半ば嫌がらせに美女を捕獲する任務を受け、しかし任務を放棄してしまう喜劇。
 3つの視点から束ねられ、ゆったりと紡がれていく物語。とても読みやすかったです。
 たとえば、あえて地球を出さなかったところに好感が持てました。舞台をグラファイトにすることで、後半の宇宙船の登場が難なく受け入れることができ、全体的に読者にやさしい構成に感じました。

 ただ、盛り上がりに欠けた印象があります。もちろん、盛り上がらないことが悪いことなわけないのですし、僕個人的な感覚かもしれませんが、もっと波打たせてもよかったかも。全体的に、個人の葛藤が、他者の視点から解決していたというような(例:57号が最終的に後悔してイブの身代わりになるのが、ウォルターの視点から描かれている)。せっかく一人称を書き分けているのだから、そのあたりをもっと掘り下げても良かったんでないかな、と。

 落ち着いた作品、楽しく読ませていただきました。
 執筆おつかれさまでした。


[624] 【ネタバレ注意】あともう一踏ん張り Name:鹿目 咲 2012/09/09(日) 23:47
 一話目の超絶美形お姉様が一人称になったとたん乙女になってしまわれたので、かなり戸惑いました……。もしや、お嬢様系の一人称は苦手だったのではと思っていたのですが、どうでしょうか。
 最後の急ぎ足がとても気になったのですが、前半〜中盤まではしっかりとした描写でグイグイと引き込まれました。ふと気がつくと読んでいる、という感覚は、嬉しかったです。
 人称変更についてですが、これは賛否両論あろうかと思います。私は、三人称でもきちんと内面は描けると思います。
 人称を変更するメリットは、内面を描きやすいことにあります。人称の人物が思ったことを全部描けます。でも、この話の中では、場面毎に人称が変わることによって、本当は知りたかった○○の想い、などを、次話で少しさかのぼって書き直す作業が、何度かありました。それに、一番は、イブの人称でイメージがガラッと変わってしまうあの落差が、勿体なかったです……。
 ウォルターのかっこよさと、釣り合わなかったんですよね、イブが。ウォルターパートと57号パートはすんなり読めるのに、イブパートだけ浮いてしまって、勢いをそいでしまっているような。
 面白かったんですけど、どうしてもそこが気になってしまってなりませんでした。
 欲を言うなら、最終話は、もう少しゆっくりと語って欲しかったです。時間の制約があったからだと思いますが、一番良いところなんだから、もう一踏ん張りして欲しかったですね。


[797] 【ネタバレ有り】感想です Name:桐谷瑞香 2012/09/20(木) 21:18
テンポよく話が進み、3人の視点がそれぞれ書かれていることで、彼ら、彼女たちの想いを均等に読み取ることができました。3人の性格がそれぞれ個性的で、上手い具合に混じっていましたね。
ハラハラした展開から始まるお話、ほのぼのとした日常やデートシーン、そしてラストに向けて一気に加速する逃亡劇。最後は切なくなりつつも、少しだけ安堵の気持ちで読み終えられました。特にこの3人の中での組み合わせとして気にっているのは、57号とウォルターで、2人の会話の場面が面白かったです。
ウォルターも強いらしいのですが、どちらかというと57号にカッコいい場面を取られてしまった感じがしましたね。

一方でイヴの行く末はどうなるのか気になりました。もう一歩先の展開まで読みたかったです。
またもう少しだけイヴがウォルターに惹かれていくシーンをもっとじっくり読みたかったです。視点が変わったためだと思いますが、感情がないイヴが登場し、その後ウォルターに惹かれる彼女の視点になるまでに、いったい何があったのか少々読み込めませんでした。

それぞれの視点からお話全体を楽しむことができました。どうもありがとうございました。


[945] イブに惚れるも57号に鞍替えする自分〜 Name:鳥野 新 2012/09/29(土) 01:37
 いや、一話めの吸引力のすごかったこと。美形の戦闘用人工生命体『イブ』の描写はまるで彼女が目の前で結わえた銀髪をなびかせているようだった。自分としてはFINAL登場人物美女列伝の中の一人だ。
 ただ、彼女は男の出現でいきなり『ふつう〜』になってしまった。これで好感度が増したといわれる方もいると思うが、ここがちょっと私としては残念。戦闘用としての鋭さや冷たさ怖さが残っていれば美しさや魅力がもっと際立つのではと勝手に思ってしまった。その代り、ノーマークだった57号のすさまじい悪魔的な戦闘に興奮した。無邪気に手を血に染める、ってのは倫理上心が咎めるところもあるがなんだかゾクゾクするほど惹かれてしまう。
 登場人物たちの魅力にあふれた物語だった。


[1090] 作者より。 Name:薄桜 2012/10/08(月) 16:41
読んで下さった方、感想まで下さった方々、ありがとうございました。
そして……ゴメンなさい!! m(__)m
「惜しい」と、言葉を頂けた事が何よりありがたいです。

完全に時間不足で、途中で切ってしまったというのが本当の所です。
すっきりと「終わりませんでした」で、去年のように選外にしてしまえばよかったのかな?
と、祭終了まで思いつつ、続きを書いたりしてた訳ですが。
ああもう、だからこそゴメンなさいしか言葉がありません。

今年もこんな感じで終わってしまいました。orz


・流山晶様

あらすじにある話にしたいんですよね、今後(^^;
イブシステムにまつわる話。
「朝まだきの花」は、こうだったんだから、こうなんだろう?
という、よくある決め付けを跳ね除けたかった…という感じでしょうか?
打倒「あなたは不幸で可哀相、だから私が助けてあげる」
なのでイブはとことんドン底です。モデルは女郎、だから「花」としました。
しかし、それが不幸であるのか? それは本人次第だと思います。
イブ(オリジナル)はとことん前向きにしました。
他のイブ(コピー)との差、育ってきた環境の差を現したのが「普通」だったのですが、そこがネックになりましたね。
まだもう一段階あるんですけど、終わって無いから平謝りしかできません。
ウォルターが年上であり、イブは少々ファザコンなんです。ザカリア博士を少し重ねてるんです。
……でも、そこまで書けなかった orz
逸れてますが「朝まだきの花」は、イブシステムに翻弄される彼女達が、自分で気付き、立ち上がるまでを描き……たかったけど書き切れなかった次第です。
なのに、感想ありがとうございました。


・早川みつき様

そうですよね……再会シーンは重要ですよね。
徹夜の朝6時に、強引に終わらせてしまったのです。
マズイ……これがバレたら旦那に怒られる!? これが真実(←)ゴメンなさい。
そして、ありがとうございました。


・尚文産商堂様

もっともっと積み上げたかったのですが……不徳の致す所です。
途中まで余裕かましてネットで時間が潰れてたり、予想以上に夏休みを舐めていた。という後悔でいっぱいです。
本当にありがとうございました。


・朝日遥(HAL.A)様

別の未来……ですか、どうでしょう?
57号とイブは、結局分かり合えませんでした。
私の中の57号は、そういう風にしか動けなかったのです。
イブの感情については、最終話があれなので……あの、うー。
はい、違います。
57号の行動に戸惑います。
ウォルターを守り死ねると思い、満足していた彼女は。その事を後悔します。
同じ形で残されてしまい、自分が短慮だった事を思い知ります。
これが私の中にいるイブの思いです。
……本当にゴメンナサイ、そしてありがとうございました。


・鄭文ういな様

地球を飛び出して、各惑星ごとに国家として成立、おまけに戦争まで起こる程の時間が経過した頃をイメージしているので、もう地球なんか関係ないよね。
という事で割愛しております。
同じ世界観で各惑星を。的な書き方をしている3作目なので「面倒だった」というのが本音だったり?
視点は順番を律儀に守ったので、ここでこのキャラか、失敗したなぁと思う事が多々ありました。後半なんて特に。
私はキャラ任せで書いているので、ご指摘通りです。
当初は57号がそんな行動に出るなんて、思ってもいませんでした(←駄目作者)
仕方が無い、後に回収……するのですが、間に合ってないので話しになりません orz
ご指摘ありがとうございます。


・鹿目 咲様

本音を言えば、私は三人称の書き方が分かりません。
なので、一人称のまとまりだったりします。
以前一度挑戦したのですが、妙なキャラクターが出てきて落語にしてしまった事があり、それ以来避けております。
次の課題です。
今回色々と読ませてもらって、勉強させて頂きました。
イブは中身が乙女なんですよ。彼女は幼少期、結構幸せに育ってるので情緒豊かにしております。
57号、またこの後出てくるはずだったコピー達との差です。
……ええ、まあ出てこなかったんですけど。
見切り発車に、予測の甘さ、集中力の欠如。
何か、色々後悔ばっかりです。申し訳ありません。
ご指摘、本当にありがとうございます。


・桐谷瑞香様

57号とウォルター、こんなに仲良しだなんて思いませんでした(←駄目作者)
確かにウォルター活躍してませんね。
アクションやバトルシーンを書いた事ないから書いてみよう。
これだけで決まった彼の人体解剖設定。……そんなに活かせてませんね。
最初にイブが銃持ってたのも、実は忘れてて、全く後に活かされていません。
最終話については平謝り。それしかありません、スミマセン。
ウォルターがイブに惚れた(かもしれない)理由なんか、書くの忘れてて後で暴れたくなりました。
時間内に終わりまで書けなかった。それが全てなのです……。
ご指摘、本当にありがとうございます。


・鳥野 新様

イブが描き切れていないですよね。
情景の描写については、これまでに評価していただいた事がありまして、
このままいけばいいんだろうなぁ、と思っております。しかし、問題はその他ですよ。
イブは普通にしたかったのですが、その理由についてが語れませんでした。
ずっと無理をして自分を殺していた彼女が、ウォルターで素に戻った。
そんな感じだったんです。鋭さや冷たさ怖さは、他のコピー達の特徴です。
ええ、こんな事書いてる時点でアレなんですけどね。
もう、敗北感しか無いです、はい。
戦闘シーン、描けていたようで良かったです。
今回はここが私の挑戦でした。
ありがとうございます。


という事で。
上記の方々、また空想科学祭に関わる皆様。
本当にありがとうございました。


……そして最後に。

ああ悔しい! 結局リベンジ出来なかったー!!
しかも去年と同じ orz
もちろん私の力不足です。



  



無料レンタル掲示板・日記・ブログ WebSpace