空想科学祭FINAL感想掲示板

空想科学祭FINALにようこそ!
今回は、作者側から事前に「感想耐性レベル」を伺っています。
詳しくは、企画サイトの作品リストをご覧ください。
なお、スレッドは実行委員会で立てますので、ご了解ください。


★読者さんにお願い★
・耐性レベルより辛口の感想をつけないように配慮する。
・誹謗中傷にあたるような書き込みをしない。
・他人の書き込みに、いちゃもんをつけない。

★作者さんにお願い★
・作者からのレスは、企画終了後に纏めておこなうこと。
・自分の示した耐性レベルより
  辛口ではないかと思われる感想が書き込まれても逆上しない。


[27] 光の道の彼方へ/桐谷瑞香【レベル3】 Name:空想科学祭実行委員会 HOME 2012/07/29(日) 18:37 [ 返信 ]
エネルギーを自供自足できる都市を選定し、実行する政策を開始してから三十年――その都市の一つである東波市の大学院に通っている君恵は、海外で若手研究者として活躍している学と出会い、久しぶりに大学に来た彼の道案内人を引き受ける。その途中、ある研究棟で変わった石を拾い、不思議な音が聞こえてくる光の方へ歩いて行くと――なんと六年前の過去に戻ってしまっていたのだ。やがて現代へ帰還するために奔走する中、二人にとってゆかりのある姉妹と邂逅する……。 優しくも切ない過去と現代を生きる人たちの物語。

http://ncode.syosetu.com/n6636bh/



[226] 感想 Name:流山晶 2012/08/22(水) 00:56
つぼにはまった。

温かい心と生きる勇気をもらえる作品です。

冒頭からぐいぐい引き込まれ、息もつかせずにラストまで持ってくる。
作者は、読者の心をつかむのがうまい。読者といっても、この場合は、万人ではなく、特定の読者層、多分、恋愛ものが好きな読者だと思うのですが、そういう読者の喜ばせ方の定石を心得ているように思われます。といっても、それは簡単にまねできるようなものではないのが、悔しいところです。

舞台は、エネルギーを自給するエネルギー管理都市、そこで、過去を背負う男女がタイムトラベルに巻き込まれます。タイムトラベルものの魅力は、あっと驚くような伏線の回収ですが、この作品では、むしろ、過去を見つめ、過去と決別するための手段としてタイムトラベルが生かされています。

難を言えば、SF的な部分の詰めの甘さですが、そんなことはお構いなしに、読者をからめ捕ってしまうパワー。
う〜ん、教えを請いたいところです。

いやはや、つぼでした。
(私だけ?)


[367] 拝読致しましたので感想を… (ネタばれアリ注意) 【レベル3】 Name:招夏 2012/08/29(水) 10:40
あらすじから、エネルギーを自供自足できる都市に惹かれて読み始めたのですが、タイムトラベルのお話だったんですね〜。

このお話は、SFというよりはファンタジーとして主人公やその周辺の人々の心の動きを楽しむべき作品だと思います。そう考えると、君恵が学ぶに心惹かれて行った様子はよく分かるのに、学の気持ちの変化が今一つ伝わらない気がします。六年前の恋人よりも君恵により肩入れする行動が唐突に見えてしまうというか…。その辺の絡みをもう少し丁寧に書いて欲しかったなぁと思います。(まぁ単なる私の趣味かもしれませんが…^^;)

過去に死んだ友との出会い…私だったらどんな反応をするだろうかと考え込んでしまいました。主人公の君恵がいきなり泣き出したのは唐突だったなぁとは思うものの、そこまでやったら美希の死を最後まで(読者に)伏せる必要があったかな〜という気がします。たぶんそうだろうな〜と思いつつ最後までモヤモヤしてしまいました。逆にそのことを知っていて読めば、もっと美希の言葉や行動が重く鮮やかなものになってるのでは…と思ってしまったので…(…ってか、これも私の趣味だな…(-_-) すみません。スル―してください)

色々書いてしまいましたが、基本的にはストーリー構成や様々な設定が面白く、最後まで楽しませていただきました。

多少、これは校正ミスかなぁと思われる個所があったように思われます。(あまり気にならない程度だったのでここでは特に書きません) が、以下の文は少し引っかかったので、あげておきますね。

>貧乏神引いてみたい(十話目)
貧乏くじ引いたみたい  …かな?


[369] 【ネタバレ注意】しっとり女性向けSF Name:鹿目 咲 2012/08/29(水) 18:16
 読了感が良かった、爽やかな恋愛ベースの作品、楽しませていただきました。
 エネルギー管理しなきゃいけなくなった、少しだけ先の時代、タイムトラベルの研究をして過去に……この筋書きだけでも、興味がそそられました。
 いろんな教授や学生さんが出てきて(といっても、それほど多い人数ではないのですが)大学という空間を活かし、キレイにまとめたなぁとため息が出ました。
 ちょこっとずつ出てくる、些細な事件(工場の事故や33年前の事故など)が、伏線としてきちんと生きていましたし、主人公の君恵が生きていた時代には既に死んでいたはずの美希との会話も、そうよね、死んでるのよね、だからじんわりくるのよね、などと、お母さん目線で見てしまいました。
 学が過去に真美と付き合っていたにもかかわらず、やたらと君恵のことに肩入れしてくるのは、少し気になりましたが、お互い同じ境遇になった者同士と言うことで、許容範囲内でしょうか。もう少し、彼の気持ちが知りたかったような気もしますが、ラストは納得でした。
 全体的に上手く纏まっていたのですが、校正途中なのか、誤字がいくつかありました。メモしていなくて恐縮なのですが、君恵が公恵になっていたのが1カ所、所々脱字、それから、一つだけ、「。(句点)」が「.(ピリオド)」になっていたところがありましたので、報告だけさせていただきます。


[452] RE:光の道の彼方へ/桐谷瑞香【レベル3】 Name:尚文産商堂 2012/09/02(日) 23:18
いろんな意味で、実験的な作品でした。
時間移動はSFとしてよくあるタイプの作品ですが、それをうまくまとめられていると思います。
タイムパラドクスを起こさずして、元の世界に戻る方法は、一体何なんだろうと考えさせられる作品でした。


[715] 【ネタバレあり】感想です Name:HAL.A 2012/09/16(日) 16:48
 拝読しました。(じつは早くに読んでいたのですが、そのときうまく感想をまとめきれなくて、いまごろになってしまいました)

 他の方が仰っているように、エネルギー管理に関する設定がとても興味深くて、いろいろと考えさせられました。けれど堅苦しいこともなく、やわらかいタッチの描写と、ていねいに敷かれた伏線と回収のおかげで、とても読みやすかったです。明かされてゆく謎、盛り上がるクライマックス、それから爽やかなラスト。楽しませていただきました。
 主人公をはじめとする登場人物たちの人柄に、それぞれどこか温かみがあって、読んでいて心地のいい作品でした。

 個人的にもうちょっと読んでみたかったなと思ったのが、主人公と美希さんの関係でした。死んだはずの友人と、過去で思いがけず再会する――すごくいい設定です。だからこそ、その後の未来(主人公のいた未来では、すでに彼女が亡くなっていること)を口に出すことのできない主人公の罪悪感や苦悩、あるいは彼女らの間にあるかつての思い出など、もう少し丁寧に掘り下げて描いてあったならば、さらに感動が深まったのでは……という気がしました。
 この書き方ではちょっと語弊があるかもしれません……もちろん書かれてはいるんです。ですが、個人的な感覚ではさらにもうちょっと詳しく、と思ってしまったんです。好き勝手をいってすみません。読み手はいつもわがままなもの、ということで、どうかご容赦くださいませ。

 楽しませていただきました。つたない感想、どうかご容赦くださいますよう。


[941] 過去に行っちゃって戻れるの〜、とハラハラ Name:鳥野 新 2012/09/28(金) 23:59
 タイムトラベルしてしまった二人と、人々が織りなす人間模様が繊細に描かれていて、引き込まれて読んだ。どうやって帰るのか? 未来に行ったならまだしも、過去へ戻って帰れるのか??? とても興味がわいた。爆発事故との絡みも面白かった。
「門上」のキャラの出し方が上手いと思った。
 論文を盗む研究者の風上にも置けない奴で、キーパーソンで、そして妙にやさしそうで(胡散臭い感じの優しさだが)、おまけに助け船を出して。ああ、こういう奴だったのか。と最後に納得。このキャラのぶれが良い意味で、はらはら感を演出していたように感じた。
 学園都市を冒険して走りまわている感覚に陥れて楽しかった。
 


[954] 【ネタバレ含む】感想 Name:鄭文ういな 2012/09/29(土) 15:35
 以下、あくまでも一意見なのであしからず。

 エネルギーの問題をタイムトラベルと絡めた良作。
 スピード感のある展開が巧いと思いました。特に11話から一気に流れが速まって、そこから解決のところまで食い入るように読ませていただきました。また、そこからゆったりと恋愛で締めくくるのも、展開としては上手ですね。脱帽です。

 しかし、その恋愛について、少々気になりました。人物があまり深くないというか。学が君恵に惹かれたこと(つり橋効果?)があっけなくて、感情移入しにくかったです。
(恋愛ではないですが)君恵が現在では亡き友人に再会し、“今を生きよう”と決心したところも、字面だけに見えてしまうというか、感動的なことを叙述しているけれど、感情移入はしづらいような。
 全体的に、人物をもっと掘り下げてほしかったな、という印象です。
(登場人物の中では、門上教授が特に魅力的でした)

 展開が巧い効果で、タイムトラベル物としては充分に楽しめました。さりげなく伏線が張られていて、それが回収されることで一気に物語が動いて。読んでいてわくわくできる展開です。お見事。
 執筆おつかれさまでした。


[1073] 感想です。 Name:深緋 2012/10/08(月) 11:56
間に合うかな?

さわやか系の恋愛模様、ほんわかした作風、私は大好きです。
しかし、学が君恵に惹かれた辺りがわかりません。
具体的な部分、きっかけ、仕草、考え方。
これといった決め手がなく、いつの間にか学は君恵を保護していた。
……ので、その部分が読みたかったなぁと思います。
君恵と美希の関係も、少し表面的だったかなという気がしました。

とはいえ、互いの優しさや、遠慮がくすぐったかったり、歯痒かったり。
その思うようにならない部分、楽しんで読む事ができました。
ありがとうございました。


[1097] 【作者返信】ありがとうございました。 Name:桐谷瑞香 2012/10/08(月) 22:36
 まず、拙作を読んでくださった皆様、さらには感想を残して頂いた皆様(掲示板に限らず、ツイッターでも)、本当にありがとうございます。またこのような機会を提供してくださいました主催者さま、実行委員会の皆様、バナーを作っていただいた黒木さま、本当にありがとうございました。
 感想を読んで、非常に嬉しい言葉だけでなく、指摘もきちんとして頂き、まだまだ精進する必要があると痛感しました。頂いたコメント等をしっかり吸収して、次に生かしながら、今後も創作活動を続けていきたいと思います。
 なお、掲示板に書かれた感想の個別の返信に関しては、最後にさせて頂きたいと思います。

 初めての空想科学祭の参加でしたが、執筆者だけでなく読者としても、非常に楽しむことができ、また勉強させて頂きました。時間がなかったため結局半分程度の作品しか読むことはできませんでしたが、どれも奥が深く、それぞれ味が出ており、様々な皆様のSF小説を楽しむことができました。書くだけで終わらせずに、他の皆様の作品に触れられたからこそ、得られたものも多かったです。もっと魅力的で、読者をさらに惹きつけられる小説を書きたいと思いました。

 今回書いた作品のSF要素はタイムトラベルと、ほんの少しですがエネルギー管理の2点となっています。タイムトラベルが理論的には成立しているというのは、今回調べて初めて知りました。しかし実際にできるかというと非常に不透明な部分が多々あり……結果SF的な部分の詰めが甘くなりました。またエネルギーについては、そう遠くない将来、ここまで極端なことはないでしょうが、いつかやってくるだろうという意味も込めて設定しました。ただ、こちらも詰めが甘くなったのは……否定しません。
 SF的要素は特に反省すべき点が多々あり、それでも読んでいただいた皆様に感謝しております。爽やかに読み終えることができたのなら、執筆者としてはそれで充分です。



 ではこれ以降、感想の返信をさせて頂きます。

 個別返信の前に、一点だけまとめて返信します。何人かの方から指摘した点について、『学が君恵に惹かれた様子がよくわからない』という点に関してですが、その通りだと思っています。
 今回、三人称でありながら、君恵のみの視点で書いたため、どうしても心情や仕草に関しても君恵よりになり、学の心情に関しては希薄になってしまいました。それでも書き方次第では、彼の心情の変化も表すことができるはずです。その点にも気を付けながら、もっと丁寧に書けばよかったと思っています。ご指摘本当にありがとうございました。


 以下、個別の返信です。

>流山晶さま
 本当に有難い感想をありがとうございます。最初の感想でもあったので、特に嬉しかったです。
 恋愛もの好きの読者の喜ばせ方の定石を心得ている……そう感じましたか、その感想を読んで少しびっくりしました。恋愛面の展開に関しては、むしろどなたかからご教授頂きたいくらい、ベタな展開しか書けない者で……いえ、むしろそのベタな展開だからこそ受けが良かったのかなと思います。
 タイムトラベルを出した理由は頂いた感想の通りで、『過去を見つめ、過去と決別するための手段』でした。それを汲み取っていただき嬉しかったです。
 流山さまのつぼにはまった小説を書けたようで良かったです。どうもありがとうございました。

>招夏さま
 すみません、エネルギーを自給自足できる都市は、あくまでも設定上のもので、メインはタイムトラベルのお話でした。
 そうですね、SFと呼ぶには少々辛く、ファンタジーものの小説とした方がいいかもしれませんね。その中でも主人公たちの心の動きを楽しんでいただけたのなら幸いです。
 学に関しては個別返信前に書きましたが、かつての恋人ではなく、会ったばかりの君恵に肩を入れたのは、本当に唐突であったと痛感しています。
 君恵と美希の再会に関しては、驚いたり、戸惑ったり、寂しさが込み上げてきたりと、色々な感情が混ざり、それがコントロールできずに泣いてしまったのですが……たしかに最後で明らかにするのは、今更感もありますね。なかなか難しいです、そこら辺の駆け引きが。このような一読者の指摘も参考になります、ありがとうございます。
 最後まで楽しんで頂けたようで、こちらとしても嬉しかったです。
 誤字脱字指摘もありがとうございます。早々に修正させて頂きました。後程、また全体の誤字脱字チェックをしたいと思います。

>鹿目咲さま
 読了感には常に意識して書いているので、そのように感じて頂いてほっとしています。『しっとり女性向けSF』という素敵なネーミングもありがとうございます。
 大学という空間を生かし切れていたでしょうか? 大学のイメージが色々なものがごちゃごちゃとある感じなので、話をコンパクトにするために一部分しか出さなかったのですが、それにより綺麗にまとまった印象を受けたのかなと思いました。既に死んでいる美希に対して、読者も彼女に抱く感情が複雑であったり、じんわりした感情で読めるかということも狙っていたので、そこを感じて頂けて良かったです。
 学に関しては個別返信前に書きましたが、彼が君恵に惹かれる点に関しては描写不足だったと思っています。しかしそんな中でもラストが納得頂けたようで良かったす。
 誤字脱字報告ありがとうございます。後程、再度読み返してみて、修正したいと思います。

>尚文産商堂さま
 お話に関して、上手くまとまっていたという感想を頂き、正直ほっとしています。
 タイムパラドクスとの影響をどう回避するかについては随分と考えましたし、どう話を収拾するかも悩みました。ストーリーの展開といい、元に戻る方法といい、私自身の中でも本当に実験的なお話であったと思っています。

>HAL.Aさま
 色々と恐れ多くも、有り難い感想をありがとうございます。エネルギーを管理する設定に関しては、私自身としては思い入れもあり、小説の内容によってはかなり重いものになりそうですが、あえて設定だけに留め、また私の作風も影響して、全体的に堅苦しい内容にならなかったのではないかと思っています。『読んでいて心地のいい作品』、そういう小説を目指して書いているので、そのように言って頂けて本当に嬉しいです。 
 主人公と美希との関係についてですが、もう一押しあったほうが良かったですか。話をまとめ過ぎた関係で、美希との絡みが少なくなってしまったように思います。一読者さまからの意見も非常に参考になります。的確なご意見や有り難い感想を、ありがとうございました。

>鳥野新さま
 ハラハラ、ドキドキして頂けたようで良かったです。また繊細という有り難い言葉をありがとうございます。過去からどう戻るかという点に関して、興味を湧いていただけたようで嬉しかったです。
 門上に関しては、物語のキーパーソンでありながら、最後になるまで掴めない人物になりました。最後まで読み、納得して頂けたようで良かったです……途中で読むのをやめたら、ただの悪者で終わってしまいますからね。楽しんで頂けたようで、こちらとしても嬉しかったです。

>鄭文ういなさま
 良作という、大変有り難いお言葉をありがとうございます。
 11話以降は一気に書いていたため、展開も勢いに乗って書き進めていました。クライマックスはとにかく盛り上げて、恋愛が絡んだ作品であったため、そこもしっかり押さえたいと思い、あのようなラストになりました。
 学に関しては個別返信前に書きましたが、たしかに感情移入しにくかったとは思っています。
 また小説全体の背景や展開に力を入れ過ぎて、人物描写が不足してしまったり、“今を生きよう”と決心したくだりも上手く伝わっていなかったようで、反省しています。今後は描写の配合も上手くしながら、執筆していきたいです。
 タイムトラベルものとしてお楽しみできたようで、また鄭文さまに楽しんで頂けたようで良かったです。

>深緋さま
 大丈夫です、間に合っています。企画終了後での書き込み、ありがとうございます。
 好みの作品であったようですが、それに応えられる作品となれず、すみません。そんな中でも深緋さまに楽しんで頂けた良かったです。
 学に関しては最初にまとめて回答させていただいていますが、たしかに決め手がありませんね。なんとなく惹かれた……という感じだったのですが、どうにも君恵中心になりすぎました。君恵と美希との関係も、ストーリーを中心にし過ぎたせいだと思っています、ご指摘感謝します。


 最後になりましたが、本当に皆様、ありがとうございました!



  



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