空想科学祭FINAL感想掲示板

空想科学祭FINALにようこそ!
今回は、作者側から事前に「感想耐性レベル」を伺っています。
詳しくは、企画サイトの作品リストをご覧ください。
なお、スレッドは実行委員会で立てますので、ご了解ください。


★読者さんにお願い★
・耐性レベルより辛口の感想をつけないように配慮する。
・誹謗中傷にあたるような書き込みをしない。
・他人の書き込みに、いちゃもんをつけない。

★作者さんにお願い★
・作者からのレスは、企画終了後に纏めておこなうこと。
・自分の示した耐性レベルより
  辛口ではないかと思われる感想が書き込まれても逆上しない。


[175] 図書館で夢見れば/鈴鳴月 【レベル4】 Name:空想科学祭実行委員会 HOME 2012/08/20(月) 01:22 [ 返信 ]
 遠い未来。あるいは、とても近い未来。紙媒体の本が最早アンティークと化した時代に、少女は日本最後の図書館に通う。認知症の祖母に本を届けるために。AIの司書と、二人だけの図書館。電子書籍の盛り、時代錯誤を携えて少女はどんな選択をするのか。 

http://ncode.syosetu.com/n2941bi/



[183] 感想【ネタバレ注意】 Name:ヨエ団 2012/08/20(月) 04:31
1人の書き手として、原点を垣間見た気がしました。
人が文章を書くことの出発点は『人に自分の意思を伝えたい』というところなんでしょうね。
そして自分の主張が通じること、世界を変えることを夢見る。

表現の自由、それこそが人類に与えられたものだと感じました。
(なんか薄っぺらですいません)

実際、世界の電子書籍化はますます拡がっております。
そのうち、電子書籍しか触らなくなる時代だっていつかは来るかもしれません。
電子書籍だけではありません、望まない社会になることは多々あるでしょう。
それを望まないのならば、自分の力で、自分の血肉(文章)で、変えていこうじゃありませんか!!

と、ノリノリになるくらい良い作品でした。
文章力530000だと!? そりゃ勝てないわけだ、グスン。

以上、ヨエ団の提供でお送りしました。


[358] この作品が好きである 【レベル4】 Name:ゲゲゲの戯 2012/08/28(火) 22:30
一読して、空想科学祭ではウケにくい作風だと感じた。
星新一先生の影響があるからか、どうしてもSFというと(例外があるのは言うまでもないが)どんでん返しやプロットの妙、SF設定の物語への浸食の度合いが評価されがちである。
そう、この作品はそういった作品群とは肌合いが違うのである。

果断なことを言ってしまえば、この作品、SFの体裁を借りた文学作品なのである。

本の存在が隅っこに追いやられて電子書籍に代替されている未来。そして、追いやられている本を好んで読んでいるおばあさんは痴呆によって社会の隅っこに追いやられようとしている。
そんな不条理な世界を見た主人公が悩み、最後に自分の物語を紡ごうとするくだりなどは、きっとこの企画に参加なさっておられる作者様方ならば身に覚えがあることだろう。

もっとも、少々言葉選びが雑であったり、妙に現代を皮肉っている文章が飛び出して作品世界の雰囲気にそぐわないなどの傷も見受けられたが、そんなことは瑣末な問題であろう。

きっと読み手の好き嫌いが分かれる作品である。しかし、筆者はこの作品のことが好きである。


[374] 【ネタバレあり】感想です Name:HAL.A 2012/08/29(水) 21:55
 切なく胸苦しい、けれど力強い、いいお話でした。

 近ごろの電子書籍ブームもあって、紙の書籍および図書館の未来については、色々と思うところがあります。わたしの周囲の人々は、「なんだかんだで紙の書籍はなくなりはしないだろう」という意見が多数派ですが、どうなんだろう……なんて不安もあったりして。まさかと思っても、いざとなれば慣れてしまうもので、二十年後ぐらいに、「昔は本っていえば紙が普通で……」とか言っていそうな気もします。
 そういう自分も、好き嫌いでいえば断然、紙の本のほうが好きなのですが、転勤があるため荷物を増やすのが苦しく、紙で買った本の多くは定期的に手放さなくてはならなくて、両方併用している段階だったりして……。
 いつかの日には、趣味品、骨董品になってしまうのかな。

 本の行く末と、彼女自身の物語と、ともに切なく胸苦しくて、泣きそうになりながら読んでいました。読みながら感情移入しすぎて、彼女の周りの大人たちに、本気で腹を立ててしまったりして……

 文章ににじむやりきれなさ、少女らしい潔癖さがよかったです。それから、ネーミングセンスにもやられました。夢見、すてきな名前ですね……!

 ということで、すごくよかったのですが、ひとつだけちょっと勿体なかったような気がしたのが、ラストの処理でした。
 といっても、ラストシーン自体はよかったんです。提示された結末は、とても共感できる内容だったのだけれど……なんといったらいいのか、この小説が提示する結論にあたる部分を、主人公がストーリーの中でみずから発見するのではなくて、司書が述べていますよね。(もちろん、それを受け止めて、彼女自身も自らの心の内を見つめるのですが……)
 主人公が、紆余曲折のはてに自らこの決意にたどり着いたのだったら、気にならなかったんだと思います。けれどそれを提示したのが彼女自身でなくて、司書だっただけに、ちょっとだけ、あっけなくお話が終わってしまったような気がしたのかなと思います。(曖昧ですみません……)
 といっても「結論はかならず主人公が自ら見つけなければならない」とか思っているわけじゃないんです。ただこの形でゆくのなら、前半および中盤で、さらにもう少し、司書のキャラクターを丁寧に掘り下げておいて欲しかったような、そんな気がしました。
 ……なんて、自らの筆の拙さも棚に上げて、好き勝手なことを書いてしまいました(汗)すごく好きなストーリーだっただけに、ついつい力が入って、求めるものが過大になってしまいました。申し訳ないです……。
 作者様の意図とかけはなれた見当違いな意見でしたら、どうか広いお心で聞き流していただければと思います。

 いいお話を読ませていただきました。ありがとうございました。
 つたない感想、どうかご容赦くださいますよう。


[383] じんわりしみてきます Name:虹鮫連牙 2012/08/30(木) 06:18
 素敵なおはなし〜。

 拝読させていただきました。
 感想失礼します〜。

 うんうん、僕もこういうのを書きたいです。
 主人公の心情が丁寧に書かれていて、感情移入しやすい。そして感情移入させられてしまう感じでした。
 最後の司書とのシーンは、感極まりますね。世界にぶつけてやりたい想いは山のようにあるのに、無力であるが故に周囲の状況がどんどん望まぬ方向へと進んでしまう。それを憂いで涙するシーンは感動しました。
 そのシーンと、そこに至るまでの過程がきちんと書かれていたおかげで、物語のクライマックスで見せた主人公の決意がより一層際立つ。
 物語として一本筋の通ったお話。とある少女の原点であるから、当然続きも気になるところだけれど、消化不良になることなく読みきれました。
 面白かったです。

 先の感想人さんが言っているとおり、この企画でのウケがちょっと気になりますね。
 ぶっちゃけ自分も、どちらかというとこの作品と同じような部分に重きを置いて作品作りをしたがるので、人のことはとやかく言えませんがw
 でも、それだからこそ、本当に僕好みの作品でした。
 ありがとうございます〜。


[389] 【ネタバレ含む】感想 Name:鄭文ういな 2012/08/30(木) 21:10
 先の方の感想にならうなら、自分は多数派の、「なんだかんだで紙の書籍はなくなりはしないだろう」という楽観人間です。楽観というよりも、紙の書籍がなくなったらつらい。どうしても電子書籍に慣れず、大幅に読むペースが落ちてしまいます。個人的に。「小説家になろう」でも、こういう企画がない限り1万文字以上は読む気が起こらず……。PDFで縦書きにして、(でも紙もないから画面上で)どうにか読んでいるのですが。普段の二倍ほど時間をかける自分にいらいらしながらも、皆様の作品が楽しすぎて読んでしまう近頃です。誰か、速く読めるコツ(ウェブ小説Ver.)とか教えてくださんないでしょうかねぇ。

 私事はさておき、以下、あくまでも一意見です。あしからず。

 一貫して小説の提示していることがはっきりしていて、分かりやすかったです。紙の書籍がすっかり廃れ、読書といえば端末を用いるのが当然の未来像。それを見せ付けられ、いろいろと考えてしまいました。紙が廃れていく過程が丁寧に描かれていたのも良かったです。
 そしてラスト。「世界への疑問」を文章に紡ぐ。不条理な社会を目にした少女が、不条理な境遇に遭っているアンドロイドとの出会いで、ついに社会へ働きかけようと動き出す。主人公の今後を応援したくなる、いいラストでした。

 電子書籍に移行しても、漫画の打ち切り文句は相変わらず「まだまだ続く!」なんですね。この辺悲しいなぁと思いながら読んでいたのですが、ふと疑問を感じたので、報告しておきます。
 どうも、電子書籍人口が多すぎやしないか、と思ったんです。一人称の作品なので、自分が見当違いなことを言っているだけかもしれませんが。
 電子書籍が教科書レベルにまで普及して、端末を使う人が増えたとして。だからといって、小説人口、漫画人口が増えるだろうか? と。主人公の姉妹のくだりを見ていると、そんな違和感を持ったんです。普及するのと、人気であるのは、また違うことなんじゃないのかなぁと。紙であろうと電子書籍であろうと、小説・漫画に見向きもしない人っていうのは、一定数いるんじゃないか、という、ある種自分の偏見かもしれませんが。
 自分が読み零しているだけならすいません。それにこの作品は一人称。主人公が過剰にその面に反応していただけかもしれませんし。一応参考までに、こんな疑問を持った読者もいるんだよと報告だけ。

 あと個人的に、生まれたときからバーコードがつけられるくだりが興味深かったです。細かに設定を練られてますね。
 執筆おつかれさまでした。


[445] 【ネタバレ有り】感想です Name:桐谷瑞香 2012/09/02(日) 16:35
丁寧に書かれた、心温まる素敵なお話でした。淡々としているようで、盛り上げ方が上手いなと。
最初は図書館でのほのぼのとした一コマを垣間見て、夢見と司書さんの交流が微笑ましく思いました。しかし、だんだんと世間から追い込まれていく、図書館とおばあちゃんの存在の対比が上手くなされており、物語に一気に引き込まれました。電子書籍化が進められた時代――今の時代も少しずつ電子化されており、いつかはこういう時代が来てしまうのではないかと思うと、寂しい面もありますよね。
最後に世界への疑問の発信――“書く”というところまでいくとは思いませんでした。私たちが書き続ける理由もその一つかなとも思いましたね。夢見の心の叫び、そしてこれからを優しく示してくれる司書さん――。思わず胸に突き刺さる主張に込み上げてくるものがありました。

少し気になったのは電子書籍化への移行について。
現代でもデジタル教科書化が進められているということで、意外にも教科書は早くデジタル化しそうな気がしました。文科省によって教科書作りは統一されているので、そこが規制してしまえば広まりやすいと思うのです。一方で、新聞は読んでいる人が少なくなっているとはいえ、しぶとく残り続けそうな感じです、高齢者が好んで読んでいますから。
以上、一個人の考えなので参考程度に受け流してください。

これからも書き続けたいと思っている私にとっても、いい刺激になるお話でした。
とても楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。


[459] RE:テンプレを使った感想で失礼します Name:tomoya 2012/09/03(月) 01:05
はじめまして。
レベル4の感想をということなんですが、レベル表現がよくわからないので、一律のテンプレを作って感想を書いています。レベル4は定義に従うとやや厳しいテンプレになってしまいましたが、ご容赦あれ。

レベル4用のテンプレ使用
1 物語の展開で無理のある部分の指摘
 いや、直す必要はないけれども、一応……管理官の言動は無理があるよね^^
 でも、あり得ない人物描写が善悪をわかりやすくしてくれるので、甘んじて目をつむろうと思います。本当は、これほど電子化されているのに、ロボットを使わずに柄の悪い人間の管理官を使い続けているというところに大いなる税金の無駄を感じる。閉館の決定は館内のビデオと貸し出し状況のチェックだけでいいじゃないの。(ダメー?^^;)

2 矛盾点
 うーむ。いや、私の人格を貶めるかもしれないので、書きたくない……いや、その、認知症ってどのレベルまで進んでいるのかわからないので、えっと……本であればいいのかな、と思ったりしたのであります……主人公は頑張って借りているけれども、実はおばあちゃんはそれを理解してないかもしれない。本をめくるという行為だけが彼女の慰めになっているなら、どんな本でもいいし、たった1冊の本を膝の上に乗せるだけでもいいのだろうな。彼女のためだけに、国の予算をつぎ込んで一人のために公共機関を運営、というのはやはりおかしい。それだけが理由なら閉館は致し方ないと思ったりします。そのために悲壮になっている主人公たちには悪いんだけれども、端から見るとそこが滑稽なのだ。すまん……私はこんな人間で……主人公に嫌われる側のタイプの合理的人間であります。

3 読んでいて引っかかった点(1と2以外で)
 書きたくない。これ以上、話のイメージが壊れるのは嫌だ。

 私はこの作品の雰囲気が好きです。情緒的にしっとりと書く素質があると思う。地の文をもっとしっかり多く書いて、より一層感動を長続きできるようにしてくれると、もっとうれしいです。



読後に思ったことは「ああ、私は今、電子でこの話を読んでるよ!」であった。便利になった反面、忘れているものがあるかもしれません。
図書館はなぜ必要なのだろうか。私は文庫本はすべて電子化してもいいと思うよ。でも、人が文字を持ち、どんな形で物語を残してきたかという記憶は物質という形で残しておいた方がいいようにおもいます。手書きで清書した後に装丁された源氏物語とか、最初の活版印刷が発明された頃の聖書が電子化されたら、何か大きな遺産を失ったように思うんですよね。そういう初版本を記録し、人類共有の知の財産として守るのも図書館の役目だと思います。何が書かれているか、も重要だけれど、どうやって残してきたかも技術として重要だと思うから。本のページをめくって読むことに郷愁を求めるのは、個人の自由だけれども、私たちが紙の本と言う形態を手に入れたのは人類の歴史から見るとそんなに長い話ではない。何が媒体でも構わない。ただ、人は物語を語り継ぐ生き物なんだなあ、と思います。


[471] RE:図書館で夢見れば/鈴鳴月 【レベル4】 Name:海苔島まさぴ HOME 2012/09/03(月) 13:03
こういった過渡期のおはなしが大好物なのです。

この先、「見せてもらいましたよ。荒々しくて率直で未完成で……」と耳をすませばルートにいってもよし、冷酷メガネイケメン電子書籍編集者を原稿の束でぶんなぐって「電子書籍じゃこんなことできないでしょ!」って展開する少女漫画ルートもまたよし、仕事のなくなった無精髭オッサン元編集者がユメミの才能を見出して「いくぞ、新世紀の文芸復興だ!」となる出版業界ビジネスノベル展開もよしという、大変楽しい想像が膨らむすばらしい問題提起ではないかとおもいます。

紙の本が無くなる問題に関しましては、僕はIT業界の人間ではありますが、はたして紙と石油どっちがなくなるのが早いかなー、というスタンスでおりますのであまり心配しておりませんが、ただこうして極端な設定のフィクションを通じて、紙の本が当たり前にあるという現状のありがたみを再確認しておくのはわるくないなーとはおもいます。

大変すばらしい作品をありがとうございます。


[549] 【ネタバレ注意】ぐっときました Name:鹿目 咲 2012/09/06(木) 17:05
 前半、痴呆症のおばあちゃんが出てきたところで既に泣いていたのは私だけだと思います……。最後まで、涙がポロポロ止まりませんでした。おばあちゃんを出してくるなんて卑怯です、泣かす気満載じゃないですか。
 いいお話ですね。紙の本にこだわってなかなか電子書籍に手が出ない私には、二人と一体の気持ちがよく分かりました。
 紙の手触りが、脳を刺激するのがいい、という話を聞いたことがあります。小さな赤ん坊に読めもしない本を与えたり、新聞を破って遊ばせたりするのも、字を見るのさえ億劫になっているはずのお年寄りに本や新聞を与えるのも、そうした理由からなのでしょう。
 ずっと紙媒体での本という存在があって欲しい、これから先どんなに文明が進んでも、無くならないはずだと信じてやみません。
 さて、このお話では、電子書籍に駆逐され、本が無くなっていきます。最近の電子辞書とやらは、小さい本体に何十冊もの辞書のデータが入っていて、更に青空文庫の小説まで読めるんだとか。時代は変わっていきますよね。全然ついて行けてませんが、いずれそうなってしまうのかもと、思いながら読み進めました。本を手にする人がいなくなって、図書館の役目が終わって……。
 涙を誘う盛り上がり、隅に追いやられる本と老人の対比など、本当によかったのですが、途中でどうも、主題を見失っていったような気がしました。
 無くなってしまったのは、「紙製の本の価値や必要性」であり、「物語」や「情報」ではないですよね。物語や情報は、電子書籍で得ることが出来る、ならば、物語に対して悲観的になる必要は無いのでは。
 途中、家族に本の重要性を問う場面から、主題のズレが生じてきているように感じました。だから、最後の感動の場面での司書の訴えが、陳腐なものに思えてしまったのです。
 本の手触りは、よいですよね。特に、装丁。データの表紙だと、どうものっぺりしてしまって、面白くありません。私は、どうせなら、ここに主題を置いて欲しかったです。紙は、いろいろな人に触られて、どんどん味を出していくものではありませんか? 様々な人の手を渡り歩いた年月を感じさせる本を、図書館や古本屋で手にするときの喜び、真新しい本のインクの臭いなど、データではなく、紙の本でなければならない理由が、残念ながら語り尽くされていない点がどうしても気になりました。


[680] この小説から発信されるもの【レベル4】 Name:饅頭よ永遠に 2012/09/13(木) 11:56
こんにちは、拝読しましたので感想です。
さて感想を、と思ったのですが、私も目にウルッと来てしまった一人でしたので、熱く語ろうかと思います(長いよ)。

読了から派生して思ったことをつらつらと。
ゆとり、って聞くと、今や差別用語にもなっていますね。では、ゆとりって何でしょうか。ゆとり、の前には「縛られてきたもの」が存在します。それがあってこその「ゆとり」。
ゆとりを失ったら、何に縛られっぱなしになるのでしょうか。答えのひとつは、「時間」かな、と。
それと時々に思うんですが、速読って、良いものなのかな? と。悪いものでもなければ良いものでもないんでないかと。
速読で時間が削られ余ったとしても、その余った時間で別のことをする。そうやっていくことの積み重ねで、「忙しい人間」てのが出来上がる訳です。それってどう思われますか?
とりあえず忙しい人間って、出来たらなりたくないなぁ〜と思う所です。
普段が遅いっていうんなら急げ、ってなりますが、かかるべき時間を使ってかかる時間を過ごす。これの何処が悪いのだろう。かかるべき時間や労力を使って読書を愉しむ。娯楽なんですから、気分を楽しめたいもんですから、ケチらず、ぱーっとお金や時間を思いきり使うのが賢いやり方であり、ゆとりだと思うのです。

とまぁ、話がそんな所に飛んじゃいましたが、余裕の無い社会っていうのは、嫌ですね。物語等娯楽だけじゃなくて、情報として、紙媒体というものはどうなるだろうかと予想したら。情報は簡単に書き換えられますから、それをクリアしないと紙のままでしょう。身分を証明する類については、当分いつまでも紙に判子を押すでしょうしね。偽造されない為に。
そういや心霊やホラー映像なんかも、加工ができますから見ても全然怖くなくなりました。「どうせ作ったんだろ」みたく。ええ、そんな冷めていく感じの世の中です。私も作品を通して訴えかけたい。「電子化ってそんなにイイノ?」
因みに私は目や神経系統、健康に負担がかかるので、そんなには電子書籍を用いません。どうしても、って時だけですね。便利さの裏には必ず不便さもある。それが解らずに利用してしまっている人間の愚鈍さってのがあります。

紙は、主に木です。木と人間って近い存在です。友達以上のものがあり親しみやすさでは外せないでしょう。それに、紙媒体は無くなるか? というと、100%とは言い切れませんが、少なくとも自分が生きてる内には無くならんと思いますしね。
人類がある日突然、滅亡しなければ(そうなると読書どころじゃありませんが)。

さて、作中には直接的には無関係な話になってしまいましたが、この作品が訴えかけるもの、まだ何の芽も出ていない(出そうな)少女のこれからの走り出し。読んでいたのが深夜でしたので、静かにとてもよく響いてきました。きっと読者に続きは委ねられるんだろうなぁ〜なんて思いつつ。長々とでしたが、ここをこの辺りで〆とこうと思います。

それでは、感動的なお話でした。
おつかれ様です☆


[782] 孤独な二つの魂に涙し、感動する Name:鳥野 新 2012/09/19(水) 22:15
 孤独な主人公と、認知症で孤独な世界に入り込んでしまった「おばあちゃん」の二つの魂に心が揺さぶられた。主人公の心が行き場を見いだせず、荒んでいったその先にたどり着く光明に、救いを感じる。
 紙媒体のロマンを感じた。
 この先、本当にこのような世界になっていく可能性が大きい。
 実際自分も「本」というデーター記録法に並々ならぬ愛着を感じていることに気付かされた。そうなれば自分も「本〜〜〜」と暴れるかもしれないなあ。


[851] RE:図書館で夢見れば/鈴鳴月 【レベル4】 Name:右野 前条 2012/09/23(日) 16:32
最初に言っておくと、非常に好みの作品である。
失われようとしている紙の書籍、ひとつの文化の終わり。
そのまま終わったのなら、科学技術や効率を至上主義とする世界に押し潰されるパターンでしかなかったが。
そのなかでの、新しい始まりがある。まったくタイトルそのままに、この作品には夢がある。
この企画に参加するのは、大なり小なり、本が好きな人間ばかりだろう。
そういった意味で、電子書籍への置き換わりというテーマは、なかなかピンポイントに打ち抜きにきた感。
というか、打ち抜かれた。大変とても、好みのストーリーだった。

好みの作品であるし、ここで終わっても良いのだが、Lv4だので先を続ける。
この作品は、多感な少女の主観を通して書かれているわけだが、その肝心の主人公の背景が薄い。
たとえば、夢見は何歳なのか。中学生か、高校生か。歳がひとつ違うだけで大きく変わるのが、この時期だ。

それと、根本的な問題として、夢見は何故、紙の書籍でなければいけないのかが判らなかった。
いや、祖母のために図書館に来ているというのは判る。祖母が紙の本を求めているのも判る。
しかし、夢見が、紙媒体の本でなければいけない理由は何だろうか。

個人的な意見になるが、私は正直なところ、電子書籍にはロマンがないと思っている。
本の重み、指先に感じる紙の質感、頁を捲る微かな音。
そういった諸々を含めて、"読書"という行為は成り立っていると思う。
同じ文章を読むにしても、電子書籍では"読書"とはいえない。
実際、Web小説を読むときに、"読書"をするという感覚を抱く人はあまりいないのではないだろうか。
だから私は、電子書籍に手を出すつもりはないし、人の手を経てきた感のある古本や図書館の本を好ましく思う。

何が言いたいかといえば、そういった拘りや愛着が、夢見からはあまり感じられない。
実際、「祖母のために本を借りに来るようになる前から、私は良く電子書籍を読んでいた。」という描写がある。
ならば何故、電子書籍ではいけないのか。何故、夢見は本が好きなのか。(或いは、好きになったのか)
この結末にするのであれば、そこをもっと書き込んでほしかった。
どうして司書になりたかったのか、でもいい。本についての大切な思い出、でもいい。
祖母ではなく、夢見が紙媒体の本に拘る理由がほしかった。
でないと、結局のところ、祖母のために本を借りるうちになんとなく――という程度に思えてしまう。
本を読むのが悪いことなのかという問いも、本を失った嘆きも悔しさも、ラストシーンもよく描けている。
だが、借り物の理由では、いささかパンチが足りないと思うのだ。


[988] RE:図書館で夢見れば/鈴鳴月 【レベル4】 Name:尚文産商堂 2012/09/30(日) 16:36
昔をゆっくりと懐かしむという感じの作品でした。
電子書籍は最近流行っていますが、徐々に紙媒体はなくなっていくという予測もあります。これからの世界が、どのようなことになるのかが気になる作品に仕上がっていたと思います。


[992] 感想【ネタバレ】 Name:イトマキエイ 2012/09/30(日) 17:37
背景になる世界がどうもチグハグです。アンドロイドがいながら、介護ロボットもいないのかなとか、認知症の治療薬の進歩や社会的援助がまるでないのかな、とか。

主人公の怒りが、どうも認知症のおばあちゃんがぞんざいに扱われている故に見えます。

紙の本に対する、手触りとか、装丁の美しさの多様性とか、これだから紙媒体はいいという場面があればまだ気持ちがわかったのですが。

図書館で読んでいた本も、続きが読めないという不満で、せめて続きを電子書籍にして欲しかったような感じですね。
主人公にとって紙媒体の本とは何なのか、おばあちゃんとの思い出をこえて社会に訴えたいのなら、アンドロイドに教えられる前に、自分で答えを見つけて欲しかったです。


[1002] 【ネタバレ】 Name:シグレイン 2012/09/30(日) 20:45
簡単にですが書かせたいただきます。

良い話です。
こういう小説を読むと、紙の本は大切だなあと切に思います。

電子辞書より紙の辞書の方が良いのに、時代は電子辞書ですからね。

読んでいてとても気持ち良かったです。

素敵な作品ありがとうございました。


[1077] 感想です。 Name:深緋 2012/10/08(月) 12:41
遅くなりまして、すみません。

主張の強いお話だと思いました。
淡々とした語り口のようでありながら、とても熱い。
夢見というキャラクターを借りて、作者の思いが溢れています。

その部分が強過ぎたかな? と、そんな読了感でした。

世界観が弱かったのかな?
本が消え去る世界、もっと冷静な目線での状況を伝える部分があれば良かったか。
こんな世界はおかしい、ひどい。
その一方でしか展開しなかったが故に、主張が強いと感じたのかもしれません。

執筆、お疲れ様でした。



  



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